2012/03/31(公開:1970/01/01)
博士の遺したもの 「クラーク博士と札幌の植物 (W.S.クラーク博士来礼・札幌農学校開校135年記念)」
北海道大学総合博物館で開催されるW.S.クラーク博士の札幌農学校開校135年記念イベント
◆1876年、クラーク博士は弟子であるのホィーラー、ペンハローと共に、北海道の地を踏み、明治9~10(1876~77)年、8か月の間農学校1期生へ指導をすると共に、北海道の被子植物、地衣類の採集と標本作製を実施しました。
今回の展示では、130年以上後にマサチューセッツ大学及び北海道大学で再発見された植物標本30枚(初公開)、地衣類標10点を含む、クラーク博士関連資料を紹介します。
これらは、マサチューセッツ大学植物標本庫、マサチューセッツ大学文書館およびハーバード大学植物標本庫が協力をしてくれて実現しました。
また、札幌滞在中のクラーク博士がアメリカに向けて書いた手紙といった興味深い資料などもご覧になれます。
さらにクラーク博士のフィールドイズムの原点とも言える故郷(北海道大学姉妹校)マサチューセッツ大学のあるマサチューセッツ州および、アメリカ北東部ニューイングランド地方の文化や自然についても解説を行います
◆展示内容
・クラーク博士、弟子のペンハローが札幌近郊にて採取した植物標本30枚(イネ、カツラ、シロツメクサ、シラネアオイ、ヤドリギ、カタクリなど)
・クラーク博士、弟子のペンハローが札幌近郊にて採集した地衣類標本10点
・札幌に滞在していたクラーク博士が故郷のアメリカに向けて書いた手紙
・札幌農学校の一期生がアメリカのクラーク博士に書いた手紙、及び植物標本
◆休館日・・・月曜日
(2012/3/3 時点の情報)