2012/04/19(公開:1970/01/01)
花の”ラファエロ” 『ルドゥーテの「バラ図譜」展』
東京の上野の森美術館で開催されるフランスの宮廷画家「ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ」(1759~1840)の作品展示イベント
◆「ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ」は、フランス革命で揺れる時代のフランス動乱期に、「マリー・アントワネット」およびナポレオン妃である「ジョゼフィーヌ」に仕えた宮廷画家。「花のラファエロ」「花のレンブラント」といった、植物画家として最高の名声を獲得した人物の一人です。
精巧な技法で書き記した様々な美しい植物画は、現在でも多くの人々に愛されています。
人生で、4000枚を超える花のデッサンを残し、169枚の版画から構成される大著「バラ図譜」を創り上げました。「バラ図譜」はジョゼフィーヌコレクションのバラを描いたもので、この中で、植物学的な正確性を備えたボタニカル・アートの金字塔とも云うべき芸術的な「バラの肖像」を産みだしています。
なんと現存しない貴重な種の姿も多く見受けられ、貴重な資料として現在も保存されています。
(2012/4/14 時点の情報)