面白いイベント情報を求めてイベニア

| イベントフォト |



SHARE

facebook

Twitter

  • Share (facebook)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2013/04/22(公開:1970/01/01)

~私は誰か。そして、誰でもない私~ 「ヴェネチア仮面カーニバルへの招待状」

イベントの写真

箱根ガラスの森美術館で開催される「ヴェネチアン・グラス」と「箱根寄木細工」がテーマの展示イベント

◆幾何学模様や、花模様といった、まさに匠の技術を誇る、「ヴェネチアン・グラス」におけるモザイクガラス技法。
この技法は、紀元前1世紀も遡る「古代ローマ」時代において、同様のものが仕様されていました。このモザイクガラスの技法は、制作工程が非常に複雑である為、いつしか消失した技術となりました。

しかし、時を超えて19世紀後半。ヴェネチアにおいては制作技法を研究しヴィンツェンツォ・モレッティ(1835~1901)によって古代ローマ時代のモザイク・グラスの坏や皿などを復元していきます。そうして、古代の「モザイク模様」を甦らせたヴェネチアン・グラスは、世界的に高い評価を受けていきます。

そして、時を同じくして、ヨーロッパにおいては、日本の寄木細工も人気となります。それは木の美しさを充分に活用させ、精緻な幾何学文様を創造したものでした。
これら日本の寄木細工はウィーン万国博覧会(1873年)にて紹介され、明治時代には箱根において外国人向けの小箱から、ライティングビューローといった大きな家具まで、多くの作品が創りだされました。
それらの作品は日本で販売されるだけでなく、ヨーロッパを中心に盛んに輸出されることになります。

このイベントにおいてはヴェネチアのモザイク・グラス作品約90点に加え、ヨーロッパより日本へと里帰りすることになった日本のモザイク作品「箱根寄木細工」30点が紹介されます。
木とガラスという、素材こそ異なりますが、その多彩な表現性において多くの共通点を持つ2つの技法。
多彩なるモザイク美の、世界初なる競艶を、是非ともご覧ください!

◆展示数・・・約120点

◆年中無休

(2013/4/18 時点の情報)