2012/03/28(公開:1970/01/01)
大分 青の洞門(禅海の像)
大分県指定史跡となっている全長およそ342メートルのトンネル。競秀峰の裾野に彫られている。古来、この地は断崖絶壁の通行の難所で、多くの人が命を落としていた。あるとき人を殺めてしまった禅海は、ここにトンネルを掘ることを決意し、ノミと槌だけで30年ほどかけて完成させた。この話を元に書かれた小説が菊池寛の「恩讐の彼方に」である。
イベニアスタッフ:なずな「村人の助けを借りたとはいえ、人の手だけでトンネルを掘るというのはすごいですよね。しかも30年間も!・・・と思ったら完成後、禅海さんはこのトンネルの通行料を取ったとか。日本で初めての有料道路と言われています。紅葉の名所でもあるそうです」